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イタイイタイ病の概要

富山県神通川流域の婦中町(現:富山市)周辺で多発した公害病で四大公害のひとつ。骨が脆くなって体のあちこちで骨折し、患者がいつも痛い痛いと叫ぶので、この名が付けられました。

原因はカドミウムによる水質および土壌汚染です。汚染源は神通川上流の岐阜県神岡町にある三井金属鉱業神岡鉱業所で、亜鉛を製錬した後に出るカドミウムを含んだ排水をそのまま神通川に流していました。イタイイタイ病は、カドミウムに汚染された土壌から作られる農作物や飲料水を通じてカドミウムを長期間摂取したことにより引き起こされた腎障害と骨軟化症を主症状とする慢性カドミウム中毒で、多くは女性に健康被害が現れます。

富山は公害地域の再生が一番進んでいる地域です。そして、全国の公害反対運動のリーダー的な役割を担い、公害行政を牽引してきました。戸籍をかけた戦いといわれる住民による反対運動、四大公害裁判で最初の勝利判決、企業と公害防止協定を結び汚染源の監視などの活動を続け、その結果として工場からの汚染を自然値まで戻すことができました。また、汚染土壌の復元事業も順調に進みつつあります。企業と行政、被害者団体の三者が連携をし、信頼関係を築いて成果をあげています。

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